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こんにちは。協会ブログチームメンバーの梶田多恵子です。

秋と言えば、スポーツの秋、食欲の秋など様々ありますが、皆さんはどのような「秋」を満喫されていますでしょうか? 協会ブログチームでは、読書の秋にちなみ「この秋おすすめのアンガーマネジメント読本」と題し、メンバー5人がリレー形式で書籍を紹介していきます。

皆さんも、秋の夜長にアンガーマネジメントの学びを深めていただけると嬉しいです。

第3弾の今回は私のお薦め「私は正しい—その正義感が怒りにつながる—」(安藤俊介著:産業編集センター刊)を紹介します。

この本が刊行されたのが2021年3月、その前年の2020年から日本も含め世界中で猛威を振るった新型コロナウイルス感染症対策の真っ只中のことでした。当時は連日、日本各地で感染者が何名、うち重症が何名、入院するための病床が足りない等の報道が続いていました。緊急事態宣言が出された時には、不要不急の外出を控えようと呼びかけられ、会社の通勤もできなくなり、その代わり自宅でのリモート勤務が日常になりました。お盆や年末年始の帰省も控える人が多く、病院や高齢者の方の施設では面会も禁止にせざるを得ない状況になっていました。

■コロナ禍の「自粛警察」「マスク警察」、SNSでの「炎上」っていったい何だったのか…

コロナ禍を振り返ってみると、県外ナンバーの車を見かけると「県外から来るな」と注意をする「自粛警察」や、電車の中でマスクをしていないと「マスクをしろ」と注意をする「マスク警察」なる人たちがテレビのワイドショーで取り上げられたこともありました。注意する行為が段々とエスカレートして、遂にはトラブルに発展したというケースもありましたね。こういった話を聞くたびに私は「なんでそこまでしないといけないのだろう?さすがにやりすぎなんじゃないの?」と思っていました。注意をする人は「ルールを守らないからけしからん」という正義感からトラブルに発展するような行動を取るわけですが、行き過ぎた正義感は自分も周りも息苦しくなってしまいます。また正義感の強い人は怒りっぽいと言われています。この本では、アンガーマネジメントの立場から「正義感と怒りの関係」をわかりやすく説明しています。

コロナ禍が終わった今も「正義中毒」になる人が増え続けています。例えば、SNSでよく耳にする「炎上」。これも正義感と怒りが深く関係しているとしています。なぜ、SNSで「炎上」するのか、正義感から怒りのコメントを書く人の背景。そして自分を息苦しくしている正義感-怒りの手放し方についても書かれています。

■自分の正義中毒度、正義感タイプがチェックできる

本の中では自分が正義中毒になっているかどうかのチェック項目、自分の正義感のタイプ(5つのタイプ)が診断できるチェック項目があります。質問にチェックを入れながら、自分の状況を確認することが出来ます。

■「正義感」について改めて考えさせられた本

私は「正義感が強い人」というと、かっこいい、責任感があって頼もしいリーダーという印象を持っていましたし、自分もそうありたいと思っていました。しかし、過去を振り返ってみると、私の行き過ぎた正義感から人間関係がうまくいかくなったたことがありました。お互いが息苦しくなってしまったのです。この本の中で「正論は本当に人から嫌われる」とありますが、まさに当時の私は正論で人を抑え込んでいました。その時の苦い記憶が思い出され、改めて自分の正義感ってどうなんだろう…とじっくり考える事になった本です

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