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コラム - アンガーマネジメント
共働き世帯が頭を悩ませる小学生の夏休みの過ごし方
7月になり、猛暑が続いていますね。熱中症に気を付けて、無理せずに心も体も元気に過ごしていきたいですね。
今日はもうすぐ始まる小学生の夏休みについて考えてみたいと思います。
共働き世帯が増える中で、小学生の夏休みの過ごし方に対する工夫が求められています。全国平均40日間ある夏休み中、宿題や遊び、家族旅行を通じて充実した時間を過ごしたいと思っていても、保護者は仕事があるので、なかなか遊びに連れていくことができませんよね。
低学年は学童保育の利用は多くの共働き家庭にとって欠かせない存在となっています。夏休みの計画を作り、利用できるサポートを通じて、子どもたちが楽しく有意義な夏休みを過ごせるようにしましょう。
共働き世帯の比率は約70%
近年、共働き世帯の比率は増加傾向にあります。厚生労働省のデータによれば、2022年の共働き世帯の割合は全体の70%を超えています。このような背景から、共働き家庭が抱える子どもの夏休みの過ごし方に対する課題が浮き彫りになっています。
全国の夏休み期間(平均日数約40日間前後)
全国の小学生の夏休み期間は地域や学校によって異なりますが、一般的には7月下旬から8月末までの約40日間前後が標準です。この長期間の休みをどのように過ごすかは、親子にとって大きな問題となっています。
初めての夏休み、私の反省点
昨年、小学生の保護者として迎えた初めての夏休みでした。
一年中通常保育(給食有)を行っている保育園とのギャップに大きく衝撃を受けました。
- 毎日のお弁当(いつもよりも30分早起きが必要)
- 毎日の送迎(保育園と学童保育へのダブル送迎)
- 夏休みのお楽しみイベントを用意していなかった(子どもの期待に応えられていなかった)
- 夏休み特有の宿題対策(絵日記や自由研究など、一緒にやらなくてはいけない課題)
- 自治体や教育委員会が開催する夏休みイベントは全て平日で参加できない(おもしろそうなものがたくさんあるのに…!)
- どこかに出掛けようも夏休みの土日祝はどこも混雑(我が家は混雑しているところにはなかなか行かれない)
我が家の今年の夏休み対策
家族それぞれが大切にしている「夏休みはこうあるべき」を考えて対策をしました。
- 子どものやりたいことを書きだす(どうしてもやりたいことを書きだす)
- 学童保育のイベントスケジュールを確認(楽しいイベントにはなるべく参加)
- 子どもと事前にスケジュールを決める(夏休み期間中ずっとは遊べないことを認識してもらう)
- 夫婦で分担して有休取得(バラバラに休むことでイベントを増やす)
- 習い事は8月だけお休みにする(夏休みが終わった後に振り替えるのが大変なので、思い切って休む)
- 8月は仕事を張り切り過ぎない(イライラの原因になってしまうため、7月中に追い込みをしておく)
- 在宅ワークを活用し長期帰省(場所を選ばずに仕事ができるようにしておく)
アンガーマネジメントで心にゆとりを
大人にも「べき」があるように子どもにも「べき」があります。例えば、子どもは「夏休みは遊びを優先するべき」「夏休みのイベントには参加するべき」「夏休みの宿題は親とするべきだ」
お父さんは「長期休暇は休むべき」「混雑している所には行くべきではない」「夏休みの宿題は子どもが自分の力で取り組むべき」
お母さんは、「夏休みは楽しい思い出を家族で作るべき」「夏休み中、子どもには沢山の経験をさせてあげるべき」「夏休みの宿題は内容を見て、必要に応じて親が手伝うべき」等、夏休みをテーマにしてもこのように家族それぞれが大切にしている「べき」が違う可能性があります。異なる「べき」を主張してしまうことで、お互いが辛くなってしまうこともあります。
どういった「べき」を大切にしたいのかを家族で話し合いながら、スケジュールのゆとりと心の余裕を持って計画を立てて過ごしていきたいですね。
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