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日本アンガーマネジメント協会では、各支部主催で親子イベントなど定期的に開催しています。

イベントを運営しているスタッフがどんな方なのか知りたい!そのような声にお応えし、今回はこの夏に関東地域5拠点で開催された『親子で学ぶアンガーマネジメント 2024』で横浜会場を担当されていた白井さん(プロフィール)にインタビューしました。

2人の息子さんがいらっしゃる白井さんは、普段から親子でアンガーマネジメントを学ぶメリットを感じていますどんな方がどのような想いで運営をしているのか、親子イベントにご興味のあるご家族は参考にしてみてください。

 

イベントに参加されたお子さんや保護者の方のご様子はいかがでしたか?白井さんから見て印象的なことがあれば教えてください。

今回は、集客に苦労したこともあり少人数での開催でした。

少人数だったからこそ、親子関係の関わりがよく見えた印象があります。

会場に入ってくる際に「何をするんだろう?」と不安な顔をしているお子さんやモジモジしているお子さんに対しての親御さんの関わり方が様々で印象に残りました。

 

そうした時に白井さんが気をつけていることはありますか?

そうですね。私は、受付を担当したのですが、意識してお子さんに声をかけるようにしています。「こんにちは」とか「どこから来たの?」と声をかけることで、モジモジしながらも「ここは入っていってもいい場所なんだ」と皆さん感じるみたいで、大体のお子さんは質問に答えたりしながら、部屋に入ってきてくれます。

 

親子イベントはどのような形式で一緒に学んでいくのでしょうか?

お子さんがキッズの講座を受けている間、お父さんお母さんには別のお部屋で、大人のミニ講座を受けていただけるように準備をしています。一緒に受けてくださる方もいらっしゃるのですが、お子さんを見ていたいという方が意外と多くいらっしゃいます。

出来れば、「親子で一緒にアンガーマネジメントを学んでいただきたい」という私たちの想いもあるので、お父さんお母さんにも全員が受けていただけるようなご案内がこれからできたらと思っています。

 

親子イベントに参加している方のBeforeAfterを感じる場面はどのような時ですか?

会場に入ることも躊躇(ちゅうちょ)するお子さんが多い為、絵本や折り紙を置いておいて遊べるコーナーも作っているのですが、講座後に帰りたくない!と会場から離れがたい感じで、折り紙を折ったり、お絵かきをしたりと遊びに夢中になる様子が見られます。後は、一緒に講座を受講したお子さん同士でお友達になって会話をしている姿を見ると、入ってきたときとは違う表情をみることができて、うれしくなります。

親子で学ぶアンガーマネジメント スタッフインタビュー_チラシ

親子でアンガーマネジメントを学べることでの一番のメリットは?

やはり、共通言語になることがすごく大きいと思います。それこそ、アンガーマネジメントを実践していても怒らなくなるわけではないですから、ちょっとイライラしている姿を見せている時にも子ども達に気付かせてもらえるのは、一緒に学ぶ一番のメリットですね。

 

運営スタッフの皆さんはボランティアで参加されています。参加しようと思ったきっかけを教えてください。

きっかけと言えるかはわからないのですが、経験や体験は何よりも得るものが大きいと思っています。研修だとクライアントの方であったり、間に入る方であったりとか色々な方の想いや要望に応えることが大切な目的になってきます。でも、こうした親子イベントなどのボランティア活動では自分のやりたいという想いで動いているので、最後に得るものが単純に「楽しかったな」とか「また参加したいな」であるとか、そういった想いになるのは、仕事では得られないものだと思っています。

 

今後は、どのような親子イベントを作り上げていきたいと考えていますか?

親子イベントという名前なので、参加者の中には親子で一緒に何かをやっていくんだ。と思っていらっしゃる方が多くいらっしゃいます。同じ部屋の中で親子一緒にアンガーマネジメントを体験したり学びたいと思っている方が多いので、そこに近づけるようなイベント。受講する講座が親子別々だったとしてもその後に一緒に何かを体感していただくイベントも考えていけたらと思っています。

 

最後に白井さんからメッセージをお願いたします。

イベントは、参加してみることが大切だと思います。一歩勇気を出して参加したこと、繋がりができてきて次のイベントにも参加したいな。と次の行動に移し、仲間の拡がりができたことは、とても大切な経験になっています。最初の一歩を踏み出した自分に拍手を送りたいです。

資格を取得後、最初は1人での活動でしたが、協会のカンファレンスに参加したことで、同期のファシリテーターにたまたま会うことができ、参加するこうした良いことがあるんだと感じてから、できるだけイベントや勉強会に参加したいなと思い活動をしています。

親子イベントもそうですし、どんなことかわからなくても間違いなくウェルカムな環境が待っているので、出来るところから参加いただいて、お仕事や日常とは違う繋がりを体験して欲しいなと思います。

 

インタビュー編集後記

白井さんにインタビューをしながら、私も保護者としてイベントに申し込みする際に子どもが参加してくれるかな?という不安も抱えていたことを思い出しました。

イベントや参加したご家族の様子が「親子でアンガーマネジメントを学ぶ」勇気を出す一歩の背中を押せればうれしいです。また、資格を取得した後にも仲間づくりが出来る環境があることもメッセージとして伝えてくださった白井さん。インタビューでは、様々な質問に応えてもらいましたが誌面の都合上、印象的だったトピックを抜粋してご紹介しました。

 

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