コラム
レディ・ガガいじめ撲滅に立ち上がる
前回、いじめ撲滅に10代の少女が活躍した記事をご紹介しましたが、いじめは未だ米国内で深刻な問題です。今日は有名な米ジャーナリスト、アンダーソンクーパーがアンカーを努める「アンダーソンクーパー360°」という番組から、1人の少年とレディガガのアクションについて記事をお伝えします。
クーパーはいじめ撲滅をずっと提唱し続けています。番組ではカリフォルニア大の社会学者に協力を仰ぎ、一週間に渡り「いじめをなくすにはどうしたらいいか」という特集を組んでいました。番組で彼はこう語っています。「余りに多くの子ども達がいじめによって命を落とし、余りに多くの子ども達が恐怖の中で生活している」
番組冒頭では、14才でいじめを苦に自ら命を断った少年を取り上げています。彼は女の子の友達しかおらず、そのセクシュアリティーで同級生からひどいいじめを受けていたのです。彼は自身が辛い立場にありながら、亡くなる直前まで同じくいじめに遭っている子に向けて、「自分を愛して新しい人生を始めよう」とYou Tubeでメッセージを送っていました。
少年はレディガガの大ファンで、その事を知ったガガはコンサートで彼のために曲を捧げています。ガガ自身、10代の頃は同級生から体をゴミ箱に投げ入れられ、凄惨ないじめを受けていました。いじめ問題を重く受け止めたガガはオバマ大統領と面会し、いじめを根絶するため話し合うことを決意しました。
ガガが発したTwitterメッセージです。「いじめは憎むべき犯罪で、ひどい怒りを感じます。私たちの世代は、いじめに終止符を打つ力を持っています。私はいじめをなくすためずっと戦い続けます」
米国では子どもにアンガーマネジメント教育を通して、いじめを防ぐ取り組みも行われています。日本も積極的にこの流れを取り入れて行く方がよいでしょう。お時間のある方は、下記リンクよりぜひ映像をご覧になってみてください
(英文記事URL)
http://www.huffingtonpost.com/2011/10/07/anderson-cooper-bullying_n_1000024.html