コラム
家庭でもアンガーマネジメント
家族間で抱える最も一般的な問題の一つに、「怒り」があります。親対子、夫対妻、嫁対姑などケースは様々。
しかしそこに横たわっている一番大きな問題は「怒り」という感情そのものではなく「その原因は何なのか」また「怒りの感情が湧いて来た時、自分がどのように対処するか」です。怒ること自体は悪くないのですが、どうやってマネジメントするのかを多くの人が知りません。
例えば、土曜日ジョージは「今日はやっと大好きなゴルフを一日中するぞ」とわくわくしていた所に、奥さんがやって来て「今日は友達の家で引っ越しの手伝いをする予定だったでしょ」と言われてムッとしたとします。
ここで気をつけるべきは、仮に自分の計画が頓挫したからと言って奥さんや子どもに当たらないことです。また、その怒りはどこから来たのか分析してみます(大抵は自分のわがままだったりします)。そうした上で怒りの矛先を下げ、自分の気持ちを調整するのです。
一家の大黒柱である夫や父親は、家族に快適な住環境を提供するだけに留まらず、上手に怒りをマネジメントする技術も持っていなければなりません。もし家族内で怒りの問題が出て来たら、まずは「タイムアウト」を取りましょう。
感情の好き勝手に、自分を引っ張られないようにします。身体的暴力や言葉による暴力は、怒りを適切に表現する方法ではないと気付く必要があります。
難しいチャレンジですが、怒りは誰にでもある感情ですから、ひと呼吸置き感情を冷静に見つめ、周りの人とコミュニケーションを取って自分の振る舞いを変えていきましょう。
結婚は無条件の愛の上に成り立ちます。「無条件の愛」とは「動詞」です。自分がどんな感情を感じようと、自分が愛する人達に常に思いやりを持ち、勇気づけられるような存在でいられるようにしましょう。
(英文記事URL)
http://www.aikenstandard.com/story/0205-Family-and-Marriage-Anger-Hurts–3762738