コラム
絵を書いてアンガーマネジメント
アンガーマネジメントには様々なテクニックがありますが、実は「絵を描く」というのも一つの方法です(別に絵が上手いかどうかは問題ではありません)。今回は、「創造的活動をしてアンガーマネジメントをしよう」というインドの記事をご紹介します。
ナヴィーナの息子スヴィットは、パーティーのためにお金を親に無心したり、ムシャクシャして物を壊したりするようになり、怒りのコントロールが全くできず、親では手に負えない状態になってしまいました。そこで専門のカウンセリングを受けることにしたそうです。
そこでナヴィーナは親としての役割を再確認し、家族それぞれが自分本位の生活を送っていた事、家族での会話が少なくなっていたことに気付きました。そしてTVでレスリングの試合を見せる代わりに、クリエイティブな活動をさせてみようと思ったそうです。
スヴィットに一番ぴったりだったのは絵を描く事でした。そして弟は読書。最近は写真も始めたそうで、「クリエイティブな活動に夢中にさせる事が、息子達にとって一番のアンガーマネジメントだった」と語っています。
アンガーマネジメントのテクニックの一つに「エクスターナライジング」があります。これは自分が感じる怒りの色、形などを描き、怒りを視角化することで怒りを実感・理解しやすくするワークです。特にロジックが分からない子ども達には効果的と言われています。
絵を描くといった創造的活動は、別にイライラしていない時にしてもそれが結果的にアンガーマネジメントにつながるのでしょうね。楽器の練習なども効果的かもしれません。
(英文記事URL)
http://wonderwoman.intoday.in/story/managing-anger-with-creativity/1/98168.html