コラム
若者の失業対策にアンガーマネジメント
若者の高い失業率は、イギリスでも社会問題になっています。失業のストレスが原因で、アンガーマネジメントが必要になるケースも多い様です。今回はノースアンプトンという地域のボランティアが、失業中の若者のアンガーマネジメントに取り組む記事をお伝えします。
ボランティア達は、近年より多くの若者が怒りや不満をコントロールできなくなっていると感じています。ディレクターを務める男性の言葉です。「仕事がなくなると、手当や時間管理が上手く出来なくなるし、精神面で本人や家族に影響を与えます」
この地域では、18才から24才の1680人が仕事を探しているそうです。そして一年前から、試験的にアンガーマネジメントプログラムを始めています。担当者は、「これは氷山の一角で、来ていない若者は他にもたくさんいる。若い人達には色々なプレッシャーがあるけれど、仕事を探さないといけないというのもとても大きなプレッシャーです。仕事の機会がないというのは恐怖ですし、これからの人生を考える上で大きな影響を与えます」
怒りは内にこもりやすく、表現されない場合がありますが、若者の場合それが家族や友人に向かいやすいとの事です。このボランティアグループでは、自分の感情を探求し、怒りを上手に発散させるような場所を提供しているそうです。
就職にはスキルアップといった実務スキルも大切なのでしょうが、やはり怒りのコントロールといった感情面のスキルも同時に高める対策が必要なのでしょう。
(英文記事URL)
http://www.northamptonchron.co.uk/news/local/unemployment-causing-rise-in-youngsters-across-northamptonshire-seeking-anger-advice-1-3762871