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介護のイライラにうまく対処

2016年02月04日

◆高齢者とのコミュニケーション

高齢の親や年配者との会話がかみ合わず、コミュニケーションに悩む人が多いようです。
内閣府の平成27年版高齢社会白書によれば、我が国の高齢化率は26.0%に上昇しています。ご近所や親戚との付き合いにおいて、高齢の方々に接する機会も多く、そのようななかで世代の異なる人とのコミュニケーションが難しいと、悩むことが増えているのではないでしょうか。

とくに両親や義父母のように、身近な関係ではなおさらです。
世代による考え方の違いもあるでしょうし、加齢に伴う身体機能の低下など、変化していくことを理解しているつもりでも、本人も周囲の人もその変化を受け入れられず、苛立つことが多いものです。
一緒に過ごす時間が長ければ、お互いに自分のことをわかってくれるのではないかと、つい期待してしまうこともあるでしょう。
それが、親にとっても子どもにとっても、双方にとって苦痛になってしまいます。

◆少し反応を遅らせる対処法も

先日、日本経済新聞社から、高齢者とのコミュニケーション力アップの秘訣を専門家に聞くというテーマで取材を受けました。アンガーマネジメントの視点でお話しした記事「イライラにうまく対処」が1月21日の夕刊に掲載されました。
こちらの記事では、イラッとした出来事をメモするアンガーログ、怒りに点数をつけるスケールテクニック、そして反射的に怒らないことなどを説明しました。

ほかにも、高齢者とのコミュニケーションや高齢者施設の介護や家族介護について、その分野の専門家に取材した記事が載っています。
たとえば、高齢になって会話の返答に少し時間がかかるようになっても、若い世代が一呼吸待つことでイライラや争いごとを避けられるという助言がありました。なるほど、アンガーマネジメントで少し反応を遅らせることでイライラを鎮めるテクニックに共通しています。

家族を介護していれば、イライラが募る、ついカッとなって強い口調になってしまい、後悔するという経験をお持ちでしょう。
また、いまは介護する状況になくても、いずれは誰もが年老いてゆくのです。
いま、あるいはいずれ巡ってくるその時のために、アンガーマネジメントを身につけておくことで、介護するうえでの精神的な負担感を少し軽減できるのではないでしょうか。

(文:田辺有理子/編集:川嵜昌子