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夏休みの子育てを考える

2016年07月05日

梅雨の晴れ間にのぞく太陽はもう夏そのものです。
以前このコラムで「イライラしがちな連休明けブルーを乗り越える対処法」について書いてからはや2か月が過ぎました。お子さんたちの様子はいかがですか。今日は、夏休みの子育てについて考えていきましょう。

 

◆夏休み前の子どもたち

7月の今頃は、学習のまとめで忙しい時期です。小学校では毎日と言っていいほどテストが続きます。国語・算数・理科・社会。学年が上がれば上がるほど、テストの枚数も増えていきます。
また、水泳の授業も6月から始まっているので、水泳の授業の後にテストという時間割の日も出てきます。

お子さんが持ち帰るテストの結果にイライラしていませんか。

暑い中、お子さんが一生懸命に取り組んだ結果です。なかには芳しくない結果を持ち帰ることもあると思います。イラッとしたら、まずは6秒数えて、その頑張りを認めましょう。そして、「次はどこに注意したらいいかな」といった問いかけをしてみましょう。

 

◆保護者の意識から

ベネッセ教育研究所が、小学1年生から中学3年生の子どもをもつ保護者に対して行なった「子育て生活基本調査」(※)には、次のような結果が報告されています。

「子育ての場面での意識」では、保護者が「感情的に叱ってしまう」の項目が、子どもが低学年で30.6%、中学年で28.3%、高学年で21.9%となっています。
「干渉しすぎてしまう」「つい不安になる」「何を考えているのか分からない」などの他の項目と比較すると高い数値になっています。

この傾向は、子どもの年齢が上がるにつれて下がっていく傾向にありますが、中学3年になって初めて「干渉しすぎてしまう」の項目が「感情的に叱ってしまう」の項目を上回ります。
子どもたちの成長過程のなかで、保護者の「感情的に叱ってしまう」傾向が継続することが分かります。

 

◆夏休みの子育てには工夫が必要

もうすぐ始まる夏休みは、毎日家にいる子どもたちに対してイライラしてしまうことも多くなる時期でもあります。
私が小学校の教員をしていた頃、夏休み前の懇談会では「昼食も毎日作らなくてはならないし、もう大変で、イライラしてしまいます」といったことがよく話題になりました。
調査結果からも年齢の低いお子さんに対して感情的になりやすいことを考えると夏休みの子育てには工夫が必要であると思います。

お子さんと夏休みの計画や準備をしている方も多いと思います。
キャンプや旅行、普段の生活ではなかなか体験できないことにチャレンジできるのも夏休みの楽しみです。この時期子どもたちは大きく成長します。自然と触れ合ったり、観光地を訪ねたり、我が家の夏休みを計画していきましょう。

また、毎日子どもたちができるお手伝いを考えていくのもいいですね。
親子で食事作りなども夏休みだからこそできることです。「これもできない」「あれもできない」と怒ったりせずに、一つずつできることを増やしていく夏休みを工夫してみましょう。

今子育てにアンガーマネジメントが必要だと言われています。とくに、まだ手がかかる年齢の低いお子さんに対して怒りが向きやすいことを意識しておくと自分の怒りに振り回されることがなくなりますし、何よりもお子さんに怒りが向かわなくなります。

もうすぐ夏休み、お子さんとの素敵な思い出づくりができる日々にしてくださいね。

 

※ベネッセ教育研究所 第4回子育て生活基本調査(小中版)[2011年] 第3章 子どものしつけ、教育観 第1節 子育ての場面

 

(文:三浦和美/編集:川嵜昌子