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AM物語…それは、4人家族の増怒(ますど)家で、主人公のあつこが、夫や子どもとの関わりで生じるイライラを、アンガーマネジメントによって解決していく物語。増怒家の人物紹介はこちら
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【前話】
https://www.angermanagement.co.jp/blog/46827

私は増怒(ますど)あつこ、40歳。増怒家のお母さん。
仕事と家庭の両立がうまくいかずにイライラ…怒りが増すばかり、そんな毎日を送っています。特に夫や子ども達には怒ってばかり!毎晩、子ども達の寝顔に向かって「怒りすぎてごめんね…」と心の中で謝り、自責の念にかられています。

《今日のあつこの怒り》

時短勤務とはいえ今日の仕事はハードでクタクタ。帰り道にスーパーで慌ただしく買い物していると、あみの同級生のママに会った。

「増怒さん、こんにちは!お仕事帰り?」
「そうなの。今日は疲れているからお惣菜を買いたいんだけど、手抜きするとあみがうるさくて」
「子どもって言いたいこと言うわよねぇ…うちの子も、中学受験の模試を頑張ったからごちそう作ってよ、とか言うもの」
「え?5年生で模試?」
「そうよ、うちは4年生から模試を受けさせているの。あみちゃんは受けてないの?」
「う、うん…」
(何も受験対策してないこと、同級生ママにもバレちゃって恥ずかしい!
あみは「模試は6年生からでいいよ」って言っていたのに。あの子ったら!!)

気を取り直して家に帰ると、あみがリビングでごろごろしていた。

夕食後、あみは食器も片付けずごろごろ。
夫のあつおはいつもより早く帰ってきたのに家事を手伝う様子もない。

「ねえママ、りんごむいて!」
「えー?今、パパの夕飯温めてるところなんだけど」
「いいじゃん、こっちは成長期だよ」
「何も食べてないパパが優先!」

ああイライラする。仕事で疲れて帰ってきているのに、家事をするのは私ばかり。

「ねーりんごまだ?」
「うるさいな!家庭科で習っているんだから自分でむきなさい!そう言えば今日、スーパーで愛子ちゃんのお母さんに会ったけど、愛子ちゃんは4年生から模試受けてるって言ってたわよ!ごろごろして、りんごりんごって催促するぐらいなら、勉強しなさいよ!」

いつもだったらりんごの催促ぐらいで怒らないのに、自分でもびっくりするぐらい大声でどなってしまった。

あみはプーッとふくれて、
「りんごむいてって言っただけなのに、なんで模試の話が出るわけ?もう、りんご要らない!」
と言い残すと子ども部屋に入っていった。
(ああ…言いすぎちゃった…)

一通り家事を終えるともう22時、子ども部屋をそっとのぞくとあみはスヤスヤ眠っていた。可愛い寝顔を見て、心の底から後悔する。りんごをむいてあげるなんて簡単なのに、さっきはなんであんな怒り方しちゃったんだろう。
明日はイライラしないで過ごせますよーに!

あつこさん、自分のイライラでお困りかい?
僕は6秒王子。人々にアンガーマネジメントを教えるために夢の中だけに現れるのさ。

今日のあつこさんはとても疲れていた上に、ママ友との会話で「恥ずかしい」思いや、家族が誰も家事を手伝ってくれなくて「悲しい」と感じたよね。前回話したように、あつこさんはネガティブな第一次感情でいっぱいだったから、つい怒鳴って、模試という余計なことまで言ってしまったね。

今日は、大事なことを教えるね。イライラしたときは、「うるさいな!」と怒鳴ったり、物に当たったり、反射的な言動をしないでほしい。そのためには6秒待ってみて。
怒りのピークは長くても6秒と言われているんだ。どんなに強い怒りでも6秒待つことができれば、怒りを感情的にぶつけずにすむよ。上手に怒るには、衝動的に怒りをぶつけないことが大事なんだ。イラっとしたら、6秒数えて僕を思い出してみて。6秒王子をね!
Let’s Challenge!アンガーマネジメント♪

(イラスト/松山知子)