ブログ

**********
AM物語…それは、4人家族の増怒(ますど)家で、主人公のあつこが、夫や子どもとの関わりで生じるイライラを、アンガーマネジメントによって解決していく物語。増怒家の人物紹介はこちら
**********
【前話】
https://www.angermanagement.co.jp/blog/47147

私は増怒(ますど)あつこ、40歳。増怒家のお母さん。
仕事と家庭の両立がうまくいかずにイライラ…怒りが増すばかり、そんな毎日を送っています。特に夫や子ども達には怒ってばかり!毎晩、子ども達の寝顔に向かって「怒りすぎてごめんね…」と心の中で謝り、自責の念にかられています。

《今日のあつこの怒り》

長男あつしを保育園へお迎え後、小児科へ。今日はインフルエンザの予防接種の予約を入れている。受付を済ませて混み合った待合室に向かい、かろうじて一席分空いていた椅子に腰を下ろして、私はあつしにいつもの言葉をかけた。
「いい?ここは病院だから、じっとしていなさいよ。静かに待ちなさいよ。」
「は~い!」と元気に返事をしたかと思えば
「ママ~っ!この昆虫の絵本、読んでぇ~」と待合室に響きわたるほどの大きな声でお願いしてきた。(だから、その声が大きいんだってば!)

私が絵本をヒソヒソと小さな声で読み始めたら、今度は「トイレ行きたい!」とあつし。
(はぁ?今、絵本を読んでと言ったばかりだよね!?)

トイレから戻ってきたと思ったら、お次は「のど乾いた~!」「お腹空いた~」「お注射終わったらシールもらえる?」「ねぇねぇ、何であの人マスクしてるの~?」「僕の番まだ~っ!??」と、あつしのおしゃべりが止まらない。(あ~ストレス!これだから、あつしを病院に連れてくるのが嫌なの!)
「さっき、静かにしてね!じっとしてね!って言ったよね!?」私はイライラが抑えきれず、あつしをにらみつけながら押し殺した声で言った。
(そうだ!この前6秒王子が、イライラしたら6秒数えて待つといいと教えてくれたっけ。)

「1、2、3、…」と心の中で数えていたら、手の甲に激痛が走ったので思わず「イタ~イッ!」と大声を出してしまった。見るとあつしが私のカバンの中から勝手にボールペンを出して、手の甲にボールペンをグイグイ刺していた。
「お注射しましたよ~♡」

「何やってるのぉぉぉ~!?痛いじゃないっ!だいたい何でボールペンを勝手にカバンから出すの?そんなことしたら手が痛いでしょ!じっとしていなさいという意味、わかってる!?」
と、つい大きな声でまくし立ててしまった。
(アチャ~、待合室にいた人の視線が一気にこちらへ…)

ハァ~…また怒鳴っちゃった…。
6秒待つのって、意外と難しい。どうやって6秒待てばいいのかしら??
今夜、夢に6秒王子が出てきてくれたらいいんだけど…。
明日はイライラしないで過ごせますよーに!

あつこさん、自分のイライラでお困りかい?
僕は6秒王子。人々にアンガーマネジメントを教えるために夢の中だけに現れるのさ。

どうやら6秒待つことは難しかったようだね。アンガーマネジメントが上手になれば、何もしなくても6秒待てるようになるよ。だけど慣れるまでは、トレーニングが必要なんだ。今日は「ストップシンキング」を教えるよ!今日のあつこさんように、色々な考えや思い、怒りで暴走している頭の中にストップをかける方法なんだ。

頭の中いっぱいに真っ白な紙があるイメージを6秒間思い浮かべてみて。頭の中を一気にリセットできたら、反射的に怒鳴るような行動も防げるよ。
Let’s Challenge!アンガーマネジメント♪

(イラスト/松山知子)