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AM物語…それは、4人家族の増怒(ますど)家で、主人公のあつこが、夫や子どもとの関わりで生じるイライラを、アンガーマネジメントによって解決していく物語。増怒家の人物紹介はこちら
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【前話】
https://www.angermanagement.co.jp/blog/47838

私は増怒(ますど)あつこ、40歳。増怒家のお母さん。
仕事と家庭の両立がうまくいかずにイライラ…怒りが増すばかり、そんな毎日を送っています。特に夫や子ども達には怒ってばかり!毎晩、子ども達の寝顔に向かって「怒りすぎてごめんね…」と心の中で謝り、自責の念にかられています。

《今日のあつこの怒り》
6秒王子に「怒りの温度計」を教えてもらって以来、私は毎日イライラに温度をつけている。
やってみると、これがゲーム感覚で面白い!
あみがK-POPばかり聞いて勉強しないことにイライラしていると思っていたんだけど、勉強しないあみに対しての怒りの温度は4だ。
K-POPを聞いていることには怒りを感じていない(温度0)。

私がイライラしていたのは「勉強しないこと」よりも、私が勉強しなさいと言ったときの、「あみの反抗的な態度」だったということに気がついた。
これは、怒りの温度7、なかなか強いイライラだ。

今日は夕飯後に、あみがご機嫌でバレンタインの「友チョコ」を作ろうとしている。
明日のバレエのレッスンで友達に渡すそうだ。

「チョコを溶かすときは、沸騰したお湯を使っちゃダメよ。それからチョコにお湯が入らないように気をつけてね」と、私はアドバイスをした。

「わかってる!このレシピにも書いてあるから。ママは、黙って」
(これこれ、この言い方!思春期の入り口だから?)

「ママは、教えてあげているだけでしょ。去年作ったチョコが白くなってたから言ってるの!黙ってなんて、誰に向かって言っている言葉?親のアドバイスは素直にありがとうと言って聞くべきでしょ!」

「アドバイスしてなんて、誰も頼んでないもん」
(こ、こ、この~ぉっ!!!落ち着け、あつこ!え~っと、この怒りの温度は7だわ)

そうなのだ。私は最近のあみの反抗的な態度に怒りを感じやすい。
大きく深呼吸を3回してから言った。
「最近、気がついたことあるの。そのあみの、反抗的な態度にイライラするのよ。ママは、そんな態度を自分の親にしたことなんてなかったわ。あなたのことを思って教えているだけでしょ?親なんだから、普通アドバイスぐらいするでしょ?」

口を一文字に結んだあみは、お湯で温めたボウルをガチャガチャと音を立ててかき混ぜながらチョコを溶かしている。

はぁ~数年前まで、もっとあみは穏やかで優しい子だったんだけどなぁ。
あみの態度はいつも私を苛立たせる。
明日はイライラしないで過ごせますよーに!

あつこさん、自分のイライラでお困りかい?
僕は6秒王子。人々にアンガーマネジメントを教えるために夢の中だけに現れるのさ。

もしかしたら、あつこさんは「あみ」や「あみの反抗的な態度」が自分を怒らせていると思っていないかい?
実は、怒りの正体は自分の内側にあるんだ。あみに「親のアドバイスは素直にありがとうと言って聞くべき!」と言っていたよね。このあつこさんの「べき」が、怒りの本当の正体。

「べき」は自分の「こうであって欲しい」という願望や理想、「こうして欲しい」という欲求なんだ。その理想が裏切られると怒りが生まれるよ。
あつこさんは自分の親に反抗的な態度をとったことがないのであれば、特に「親には反抗するべきではない!」という「べき」を強く持っていたのかもしれないね。
今度から自分の「べき」を探してみて。自分の怒りスイッチが見えてくるよ♪
Let’s Challenge!アンガーマネジメント♪

(イラスト/松山知子)