ほっと・AM
メンズのイライラ
メンズのイライラ〜「あおり運転と」メンズのイライラの関係性とは?〜
こんにちは。協会ブログチームの澤田です。
今回はブログチームで唯一の男性であります私から、男性のイライラについての第3弾の投稿となります。
今回は昨今問題となっている「あおり運転」とメンズのイライラとの関係性について書かせて頂きました。これから冬になると暗くなるのが早くなったり、地域によっては雪も降るシーズンですから、年末に向けて、安全運転を心掛けていきたいですね!
【あおり運転はメンズのイライラの現れ!?】
1) なんと96%が男性!
運転中のイライラと言えば、「あおり運転」「危険運転」。
警視庁が昨年までの2年間に摘発したあおり運転を調査、分析したところ、なんと加害者の96%が男性なのです!
これはほぼ、男性といっても過言ではない数値ですよね(汗)。
そう言われてみれば、あくまで個人の経験ですが、私自身運転中に遭遇するドライバーでスピード出しすぎているな、とか危険だな!と感じるドライバーさんが「女性」というのはあまりないかもしれません。
2) 一番多い理由は「邪魔をされた」
同じく警視庁の統計で、あおり運転の理由では以下のような順になっています。
■進行の邪魔をされた(進行をゆずらない、前の車が急ブレーキをかけた)35%
■割り込まれた、追い抜かれた:22%
■車間距離を詰められた:8%
■クラクションを鳴らされた:5%
その他、などになっていますが、上位2つの理由で約60%を占めています。
この上位2つの状況を想像すると、道をゆずってもらえるだろう、次は自分の順番のはず、といった期待や希望が裏切られて、「失望」「不満」などのマイナスな感情が生まれていることが推測できます。
ただ実際に上記理由にあたる行為が行われたのは約半数で、あとの約半分は、加害者の「思い込み」であったことも判明しています。
引用:くるくら「あおり運転の加害者は男性が96%。加害者の傾向や特徴を分析」2020年7月8日(最終閲覧日2020年12月3日)
https://kurukura.jp/safety/20200702-20.html
3) 被害者は「軽自動車」「女性」が多い
そして被害者となっているのは誰でしょうか?これは私達、日本アンガーマネジメント協会のアンケート調査から見えてきました。あおり運転を受けたことがあると答えた方の特徴として「軽自動車や小さい車に運転中」かつ「女性が運転中」が多いことも分かりました。
メンズのイライラ運転は、一見立場が弱そうな軽自動車や女性に向けられていると分かり、残念です。怒りの性質の1つである「上から下に流れる」が道路上でも起きている事が分かりました。
参考:一般社団法人日本アンガーマネジメント協会「危険運転と怒りに関するアンケート調査」2019年5月28日(最終閲覧日2020年12月3日)
https://www.angermanagement.co.jp/press_release/pr20190528
【メンズはどうして運転中に怒るのか?】
進行を邪魔された!追い越された!車間距離を詰められた!
そう感じたときに、男性ならではの意味付けをしているように感じます。
それは、
「バカにされた」「なめられている」「プライドを傷つけられた」といったもの。
車というプライベート空間が、そう感じさせ、報復に走るのでしょうか。
自分の方が強い、自分の立場が上だ、負けたくない。そんなメンズならではの闘争心にスイッチが入って火が付いているようにも見えます。ただ、実際は約半数が、思い込みという結果から、怒りにハイジャックされたメンズの視野が狭くなっていることも見えてきます!
【ついカッとなって反射しない】
日本アンガーマネジメント協会も「新あおり運転撲滅キャンペーン」を行っています。
https://www.angermanagement.co.jp/aori
そのPRリーフレットの中でも、反射的に怒りに任せた運転をしないように、ついカッとなっても反射しないための対処法なども書かれています。あおり運転の原因の約半数が、思い込みという結果から、ついカッとなって怒りにハイジャックされ、視野が狭くなっていることも見えてきます。
怒りが生まれてから、理性が介入するまでの時間を、いかに上手にやりすごせるのか?ここがイライラ運転をイキイキ運転に変えるポイントだと感じています!
【私の運転中の対処法】
アンガーマネジメントを学び、実践しているおかげで「心のブレーキ」を適宜かけることができるようになりました。
一番活用しているのは、運転中に自分自身に言葉を投げかけることです。落ち着く言葉や、気持ちが明るくなる言葉などです。安全運転に繋がる、最近の私の流行り言葉があります。それは『ナンバーはおこづかい、ナンバーはおこづかい♫』です。これは後ろから迫ってくる車に道を譲ったら、その車のナンバーをカウントして、その日の合計数の30%はおこづかいにして良い!というマイルールです(笑)そうすることで、スピードを上げることもなく、気分良く道を譲れます。「5698」など大きい数字のナンバーだと、つい「やったー!」と大きな声を車で出してしまいます(笑)メンズのみなさん、この方法もおすすめですよ。
【アンガーマネジメントで安全運転の連鎖を】
あおり運転をしてしまっているのが、ほぼメンズだと分かったわけですが、その約80%が同乗者がいない、一人の時だそうです。誰かがいれば「あぶないよ」とか「落ち着こう」という声かけもでき、暴走しないかもしれませんね。
ただ、アンガーマネジメントはセルフマネジメントなので、1人でいても怒りにハイジャックされることを防げます。アンガーマネジメントがより多くの方々に広がり(特にメンズ!)年末年始、交通事故やあおり運転で悲しい事故や事件が起こりませんように。アンガーマネジメントで全国に安全運転の連鎖が広がることを願っています!
講座情報はコチラ:
https://www.angermanagement.co.jp/seminar
現在、日本アンガーマネジメント協会ではオンライン講座も開催しています。