ほっと・AM
こんなときに役に立つAMテクニック
子どもたちにアンガーマネジメントを!
皆さん、こんにちは。協会ブログチームの池田真茶です。
さて、日本アンガーマネジメント協会には、大人向けのアンガーマネジメント講座だけでなく、子ども向けの講座があることをご存知でしょうか?
私は、アンガーマネジメントキッズインストラクタートレーナー、アンガーマネジメントティーンインストラクタートレーナーの資格を取得し、普段の仕事に活かして活動しています。
特に、協会コンテンツである「アンガーマネジメントfor teen」のカードゲームを使用し、中学生・高校生に授業でお伝えすることが多いんですね。
この2年、コロナ禍もあって、皆、マスクを着用してきました。
そのため、最初の1年は、子どもたちはとても他人の目を気にしていたように思います。
「目線がコワイ」と言って不登校になるケースもあったほどです。
顔の半分が急に見えなくなってしまい、表情から気持ちを読み取ることが難しくなったことが原因でした。
それが、2年経ちマスク着用が習慣になったことで、今度は、「マスクを取るのがコワイ」という子どもたち。マスク慣れをしまったことで、どのような表情をしていいのかが分からないから、マスクしている方が楽だというのです。つまり、自然な笑顔が作れない子どもが出てきました。
私は、日常で子どもたちに接する中で「こりゃ大変だ!」と思うことが多くなりました。
そりゃそうですよね。
「相手を見て会話をしましょう」から、「極力会話を減らしましょう」となったのですから。
ところで、日本アンガーマネジメント協会へは、日々、多くの研修や講演のご依頼があります。
学校現場からのご依頼はまだまだ少ないものの、やはり、次世代を担っていく若者たちに早い時点から感情教育をすることは、とても大事なことだと感じています。
先日、私は、日本アンガーマネジメント協会へご依頼があった高校へ仲間たちと行ってきました。有難いことに、昨年度担当した学校から今年度も引き続いてのご依頼です。
高校ともなると時間割を動かすのが難しく講演スタイルが多いのが現状です。学校側と打合せを重ねた結果、今回は、1学年5クラス同時授業となりました。
そんな子どもたちに「アンガーマネジメントfor teen」のカードゲームをしてもらうと、
「えー? この程度でそんなに怒るの?」
「なんで、みんな腹立てないの?」
ゲームの途中、多くの意見や感想が飛び交い、笑いが絶えません。
怒りについて学ぶ子どもたちが、大いに笑っている光景、私はとても好きです。
カードゲームを行った後の振り返りシートには、実に多くの感想が記入されています。
その中で最近、特に目に留まるようになったのが「自分と他人の怒りの度合いが違うんだと知ることができた」というコメントでした。
コロナ禍で人と人との交流が少なくなっていたことで、お互いの考え方を共有できる環境、話し合える授業がとても大切なんだなと改めて感じさせてもらっています。
「ゲームくらいで自分の本音をさらけ出すなんてありえない!」
という、ちょっぴり恥ずかしがり屋さんが出始めたのもそのせいかもしれません。
他人の目線を気にしながら生活を送ってきた子どもたち。
入学式や卒業式、クラブ活動や修学旅行に至るまで、多くの行事や活動に影響が出てしまい、「諦める」ことが多かっただけに、感情表現は、こじんまりしてほしくありません。
怒りの感情を上手に取り扱い、より感情豊かな子どもたちに育ってほしいものです。
他人との関わりの中で、「自分の怒り」と「他人の怒り」の違いを知ることは、結果的に、他人に優しくなれるのではないかと感じます。
今だからこそ、一人ひとりが「怒りと上手く付き合い」上手に感情表現が出来ることが大切ではないでしょうか。
同じ資格を持った仲間と共に活動をすることが出来る喜びと、子どもたちの笑顔に繋がる幸せを感じながら、私は、今後も子どもたちに直接伝えられる場を拡げていきたいと考えています。
是非、子どもたちにもアンガーマネジメントの学びを!
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