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コラム - アンガーマネジメント
働く人に必要とされるアンガーマネジメントコンサルタント
こんにちは。協会ブログチームの森ひとみです。
前回より、アンガーマネジメントを使って企業や個人を支援できる「アンガーマネジメントコンサルタント」についてお伝えしています。第2回目は、企業や組織で働く人に必要とされるアンガーマネジメントコンサルタントについて、ご紹介します。
どんなお悩みがある?
私がアンガーマネジメントコンサルタントとして関わるクライアントの方は、様々なケースがあります。
・職場で感じているイライラをどうにかしたい
・職場の人にアンガーマネジメントのセッションを受けるように言われたから来た
・職場の人間関係の悩みを吐露したい
・自分は怒っていないけれども職場の人をどうにかするにはどうしたらいいか
・具体的に怒りを感じていることがあり解決したい
・怒りまでいかないけれども、モヤモヤしている
なんとなくモヤモヤするといったものから、具体的にこのことに怒りを感じているというものまで、クライアントのお悩みは幅広く様々です。自分で課題を見つけられる方だけでなく、職場からの指示でセッションに至る方もいらっしゃいます。
まずはありのままで
クライアントの中には、このセッションを受けること自体に「なぜ自分が受けなければならないのか」と不満や怒りを抱えている方も少なからずいらっしゃいます。特に職場の指示でいらっしゃる場合です。この時点では、ご本人も課題に気付いていないわけですから、問題解決の前に信頼関係の構築が大切です。安心安全な場を築きながら関わります。クライアントの経験に耳を傾けながら、アンガーマネジメントの立場で関わることも大切にしています。
セッションを必要とするのは解決すべきことがある人?
答えは、NOです。具体的に解決したいことがあってもなくても、アンガーマネジメントがお役に立てます。なんだかわからないモヤモヤでも、ありありと見えている問題についての解決も、どちらもアンガーマネジメントがお役に立てるチャンスだと考えています。ではアンガーマネジメントコンサルタントは問題を解決してくれる人なのか?これも、NOです。アンガーマネジメントコンサルタントはあくまでもクライアントの課題解決に至るまでをサポートしたり、助言したりする人です。
クライアントの変化
私がお受けするよくあるケースの例です。
・同僚、先輩が手伝ってくれず、私ばかり毎日多くの仕事を抱え、残業していてイライラ
・○○さんが不出来だから私がカバーしてあげなければならないことにイライラ
・どうせ私なんて評価されない、とモヤモヤ
・後輩に依頼したのに達成されないことにイライラ
・報告連絡、質問してこないメンバーにイライラ
・指導がうまくできない、どう伝えたら、何をしたらいい?そんな自分にイライラ
・世代間ギャップを感じて若い世代とうまく関われないことでイライラ
もしかするとこのブログの読者の皆様も、あるある!と思われるケースがあるでしょうか。
この時点では、自分の課題、というよりは他者に課題があって、自分がイライラさせられているように感じてお話しされている方も多くいらっしゃいます。
しかしセッション後は、「相手の行動の影響で怒りを感じていると思っていたが、そうではないこと、自分の大切にしたい価値観に気付いた」「これからは問題解決に向けて行動が見つけられそう」といったように、前向きに職場に戻っていく姿が見られます。そこには強さも感じられる瞬間です。クライアントの気づきや姿勢にこちらもハッと気付かされたり、学びを得る瞬間でもあります。
自身のより良い毎日のためにも
自身の職場の悩みにも、アンガーマネジメントは役立っています。マネジメントにおける課題解決にも役立つ目線が多くあります。何より思考が健康的になったのではないかな、と感じています。アンガーマネジメントコンサルタント、個人やグループセッションができるだけでなく、アンガーマネジメントをより深く学び日常で活用していきたい方のためにもお勧めです。
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