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こんにちは。協会ブログチームメンバーの梶田多恵子です。

いつもブログを読んでくださりありがとうございます。

今日6月4日は「虫歯予防デー」です。厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会、日本学校歯科医師会は、6月4日から10日までの1週間を「歯と口の健康週間」としています。

日本歯科医師会:歯と口の健康週間(6月4~10日)

このブログを読んでおられる皆様は、虫歯で困った事はありませんか?特に「歯が痛くていつもよりイライラしてしまった」という経験がおありなのではないでしょうか?今回は「歯の健康とアンガーマネジメント」について考えてみようと思います。

 

高校時代の思い出~倫理の先生「歯痛で板書」事件

私が今でも思い出す強烈な出来事があります。確か高校2年の1学期、倫理の授業でした。担当の先生がものすごく不機嫌な顔で教室に入って来たのです。一言もしゃべらず、黒板に大きな字で「歯が痛いので今日はしゃべらない」と大きな字で書きなぐったあと、その日の授業内容をすべて板書し始めたのです!先生の板書するスピードは速くて、私をはじめクラスの生徒はノートを取るのに精一杯でした。そんな私たちを先生は黒板一杯に板書したあとすぐに消し、新しい板書を始めるのです。そんな時「…速いよ」と、クラスの誰かがボソッと一言つぶやいたのでした。すると、先生は、鬼のような形相で「やかましいっ!!」と一喝したのです。クラス全体がしーん…と静まり返りました。それから授業が終わるまでの間、先生は不機嫌な態度で一言もしゃべらず板書するだけ、生徒達はひたすら書き写すのみでした。張りつめた空気の中、黒板にカツカツというチョークの音と、ノートに鉛筆を走らせる音だけが長い時間教室に響きました。終業のチャイムが鳴ると、先生はすぐに教室から出て行かれました。緊張がほどけた私たちは「何?今の…」「腹立つなあ!」と口々に不満を漏らしたのでした。今から40年も昔の話です。あの時の先生の不機嫌な態度と、先生を怒らせてはいけない…と黙ってノートを取り続けた私たち生徒の何とも言えない重たい教室の雰囲気は、今でも鮮やかに思い出されます。肝心な板書の内容は思い出せません。それだけ強烈でそして、それは決して楽しかった思い出ではないのです。

 

本当は優しい先生 アンガーマネジメントの視点で考えてみると

なぜ、先生はあんなに不機嫌な態度で授業を続けたのだろう?他に取れる行動はなかったのだろうか?改めてアンガーマネジメントの視点で考えてみます。実は元々、この倫理の先生の授業ははとても面白くて、私は好きだったのです。他の生徒からも慕われていました。多分、先生は「授業を休むべきではない」と常日頃思われていたのでしょう。それが急な歯痛に襲われて、普通に話が出来ないくらい、普段の授業が出来なくなったのだろうなと思われます。加えてアンガーマネジメントでは「怒りの大きさは、マイナスな状態、マイナスな感情に影響される」と考えます。マイナスな状態とは、空腹や痛み、睡眠不足などが挙げられます。特に「痛み」は本当に耐えられなくて、普段穏やかな方でもイライラしたり不機嫌になったりしがちな状態だと言えるでしょう。歯の痛みは神経を刺激するので、本当に耐えられないですし、時に発熱や頭痛、他の疾患の原因ともなるようです。マイナスな感情には辛い、悲しい、嫌だ、不安だ、といったものが当てはまります。アンガーマネジメントでは「自分にも周りにも長期的に見て健康的な行動を取る」事を考えます。この視点でこの出来事を見た場合、先生は、その日の授業は自習にして、歯医者さんへ行き治療をした方が、ご自身のイライラも防げたし、普段通りの授業も出来たのではないでしょうか。生徒たちもただ板書を続けるだけの授業を受けてイライラすることはなかったのではないでしょうか。

 

私も歯が痛くてイライラした

実は、私も突然の歯痛に襲われてイライラしたことがあります。お正月の三が日のある日、その日は夜勤だったのですが、朝から左上の奥歯がずきずきと痛みだしたのです。とりあえず市販の鎮痛薬を服用して様子を見たのですが、痛みはひどくなる一方、とうとう38度近い熱まで出始めました。他の職員さんに夜勤を交代してもらおうにも代わりの人がおらず、「誰か交代してよ!」と相当イライラしましたが、イライラしても人は見つかりません。自分が夜勤に出ないといけない。

では自分が出来る行動はなにか、を考えました。

休日でも診察してくれる歯科はないのか?と調べてみると、緊急歯科外来を見つけることができました。

急いで受診し、治療していただき解熱鎮痛剤を処方していただいて夜勤を務めることができました。

 

歯の痛みでイライラしないために

歯の痛みは、痛いだけではなく、御飯もおいしく食べられなくなりますし、他の病気の原因にもなります。そして、イライラを引き起こすことで、仕事や学業に対して本来の力が発揮できない事もあります。歯痛でイライラしてしまい、イライラを周りの人にぶつけてしまい、後々人間関係がギクシャクしてしまう事にもなりかねません。

歯痛でイライラしないためにも、歯の健康について日頃から意識した方がいいでしょう。

まずは、予防策として歯の健康を保つということでしょう。基本は歯磨きをしっかりと行う事です。また、かかりつけの歯科医さんに定期的に歯の状態を診ていただく事も必要です。私も前述の歯の痛みの件があってからはかかりつけの歯科医院で、定期的に歯のチェックをしていただいていたのですが、閉院されてしまいました。現在、新しい歯科医院を探しているところです。

そして、万が一歯の痛みに襲われたなら、早めに治療する事をお勧めします。私は実は子供のころから歯医者さんが嫌いで仕方ありませんでした。子供の頃に歯を抜かれた事と、その時の歯医者さんがとても怖かった事が大人になっても克服できていません。しかし、怖いからという事でほっておいてしまったために、ものすごい痛みと熱まで出してしまったのです。自分の歯を守ることで、イライラを予防する事にもなるのです。

 


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