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当協会は、2021年5月にウィザスグループへ加わり、現在同じグループの第一学院高等学校と連携し地域にアンガーマネジメントを拡げる活動を行っています。

昨年開催された『全国一斉!親子で学ぶアンガーマネジメント2023』でも会場を提供してくださった第一学院高等学校 札幌キャンパス(以下札幌キャンパス)の菅野将史キャンパス長と山田空未さんにインタビューしました。

 

アンガーマネジメント検定×第一学院高等学校札幌キャンパスインタビュー_先生

 

 

札幌キャンパスでは、普段地域との間でどのような取り組みをされていますか?

(菅野)地域を学校ととらえて、キャンパス内では学習・課題のサポート。社会との接点や関わりの中では、コミュニティ教育というかたちで、

  • 夢授業(色々業界の方にきていただいて講和)
  • ジョブシャドウイング(職業体験や職場見学の実施)
  • 生徒のボランティア活動
  • PBL(問題解決型学習:課題を発見し解決する能力を養うことを目的とした教育法)

など、地域と関わりながら、生徒の成長に寄与できるような機会を設けています。

 

実際に取り組んだ夢授業やジョブシャドウイングの内容を教えてください。

(山田)日本医療大学の先生やSMBCコンシューマーファイナンス株式会社さんに講師に来てもらい、将来やりたいこと、それを叶えるために必要なお金について、ワークを通じて生徒自身に考えてもらいました。他にもイラスト作家の先生をお招きして、色々な画材を使用し世界で一つのオリジナルしおりを作りました。

また、雪印メグミルクの工場や自衛隊駐屯地の見学など職場見学に伺いました。興味を持たないと生徒が知れないことを地域の方々が講和などをしてくれていることで体験をしています。

また、私自身の繋がりを活用し、生徒が学童保育の児童に対して、何ができるのか、どのようなことができるのかを考え、プレゼンテーションを行いイベントの実施が実現できました。

自衛隊駐屯地の見学での昼食風景

アンガーマネジメント検定×第一学院高等学校札幌キャンパスインタビュー_自衛隊見学

 

実現したイベントの様子

アンガーマネジメント検定×第一学院高等学校札幌キャンパスインタビュー_イベント1

アンガーマネジメント検定×第一学院高等学校札幌キャンパスインタビュー_イベント2

 

(林)一昔前だと、通信制高校に通う生徒に対しての偏見などあったと思うのですが、すごくイキイキと様々な体験をして見聞を広め主体的・協働的に活動をしている様子が伝わってきました。

 

(山田)プロジェクトに参加している生徒たちの意志や意欲としては、通信制だからこそ時間を有意義に使ってできることを中心に活動をしています。そうした意志が強いので、新しく何かを始めることや課題に挑戦していくという抵抗はむしろ殆どないと思っています。外部の講師の方からも通信制の子ども達がこんなにこういうことが出来ると思わなかった!というお声も実際にもらっていますし、そうした子ども達にも伝えています。

 

(林)「キャンパスプロジェクト」として、当協会と連携し地域の方に向けての交流会なども開催していると伺っております。

 

アンガーマネジメントに関しては、どのような取り組みをされていますか?

(菅野)実際、生徒が直接的に関わりを持っている場面としては、アンガーマネジメント検定です。

私たちから見ても生徒が社会に出る上で、怒りをコントロールできる。客観的に自分自身を捉えることができるという視点や考え方を育成していくことはとても大事な事なのですが、それを学ぶ軸が今までなかったんですよね。感情的なものをこうしたら良いよと指導の中で伝えたり話をすることはあっても学ぶという形で伝えるのは難しかったと思うんですよね。

それが検定という形でわかりやすく、生徒達が触れられるコンテンツがあることで、生徒自身も気軽に近づいていける。札幌キャンパスは特に興味や関心を持って前向きに勉強していました。

 

アンガーマネジメント検定を受けての変化はありますか?

 

(山田)目に見える形で資格を持てたことで、自尊心や自己肯定感があがっているということ。そして、学んでいく上で、人との関わり方の癖に気が付いたという生徒も多くいました。また、進路を心理系にしたと言ってくれる生徒も増えました。

 

(菅野)検定以外にも保護者や地域の先生など、子どもに関わる大人に向けにもアンガーマネジメントが伝えられたらと、先ずは10月には保護者会でアンガーマネジメントの講演も予定しています。

 

最後に読者の方へのメッセージをお願いいたします。

(菅野)第一学院高校は、通信制の高校ですが我々だけでは生徒を育てていくのに限界もあります。

読者の方も様々な業界に携わってお仕事をされていると思うのですが、皆さんに支えてもらいながら生徒も成長が出来るので、何か機会があれば気軽に関わりを持っていただいて、是非生徒の育成にも携わっていただけたら有り難いです。

また、私たちも地域に住む一員として、皆さんに寄与できること、お手伝いできることがあると思うので、地域で協力しながら育み繋ぐお手伝いができたらと考えています。

(お問い合わせはこちらから:mailto: sapporo@daiichigakuin.ed.jp

 

インタビュー編集後記

文部科学省「学校基本調査」によると高校生の12人に1人が通信制の高校を選択し、年々人数が増えています。私も高校生の息子がいますがお話を伺いながら、様々な業界業種の方に出会える機会が沢山あることで興味や関心を大事に色々な経験を積むことや主体的に動いていくきっかけづくりをしていることを凄く感じました。主体的に動いていく中では、人間関係で悩んだり迷ったりすることも多くあると思います。そうした中で、生徒の皆さんがアンガーマネジメント検定を通じて沢山の気づきを得ていることをお伺いできて検定に携わっているものとしても感動しました。

 

第一学院札幌キャンパス:https://www.daiichigakuin.ed.jp/campus/sapporo/

アンガーマネジメント検定:https://www.angermanagement.co.jp/kentei/
※現在アンガーマネジメント検定は第一学院高等学校のみで開催しております。

 


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