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コラム - アンガーマネジメント
子どもと一緒に読みたい一冊
弊会ファウンダー安藤俊介が昨年末に『12歳から始めるイライラしない技術』(秀和システム)を出版しました。私の息子も12歳。これは一緒に読みたい、と思って手に取りました。
身近な出来事からアンガーマネジメントを学ぶ
“そもそも、どうしてイライラしちゃうの?”から始まり、怒りの感情はいったい何?ということが子どもでも分かりやすく書かれています。読み進めていくと、小学5、6年生が学校で普段もやもやと考えていそうなことや、習い事や日常生活で抱く感情や人間関係について、じゃあどう考えたらいいのか?ということを学べます。
メッセージが込められている
読んでいて印象的なのは、子どもたちの「これから」に向けてメッセージが込められていること。これから思春期、そして大人になっても悩むことは多くあるでしょう。そんな子どもたちへ、今クラスの仲間と仲良くしなければならないのはなぜなのか。SNSの関わり方や親との関係性についてどう考えたら良いのか。などといった内容にアドバイスだけでなく将来に向けたメッセージがたくさん詰まっている一冊です。
親子の会話のきっかけに
早速我が家でも「こんなことが書いてあったよ!」と、この本について会話することがありました。12歳、段々と学校でどんなことがあってどう感じたか、ということを話さなくなってきています。相談相手が親でなくて友達になっている場面も増えてきているように見受けられます。
しかしこの本の中には「大人になってもこういうことがある」「大人だって不安を感じている」といった内容があるので、それが会話のきっかけになっています。我が家で一番最初に話題になったのは「クラスの子たちと仲良くしたほうがいいって書いてあったよ」でした。そこから、「お母さんも周りの人たちと仲良くしてる?」なんて会話に・・・。仲良くしたほうがいいということには理由があるんだ、という点も、こうした会話からより自分の納得に繋がるなと感じる会話でした。
同じ本を読んで、印象に残ったところをそれぞれに話す。それも、感情のこと、大切にしている考えについて話せる。成長して少しずつ離れていくタイミングで貴重な時間を生み出してくれた一冊でした。親子で一緒に読書する一冊としておすすめです。
講座情報はコチラ:
https://www.angermanagement.co.jp/seminar
現在、日本アンガーマネジメント協会ではオンライン講座も開催しています。