こんにちは。協会ブログチームの梶田多恵子です。
いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。
前回、協会ブログチームメンバーの座談会「私たちのモヤモヤ解消法」をご紹介しました。
協会ブログチーム座談会「私たちのモヤモヤ解消法」第1弾
協会ブログチーム座談会「私たちのモヤモヤ解消法」第2弾
その中で私は「イライラしたら、定期的に要らないものを捨てるようにしている」とお話していたのですが、今回はそのお話です。
先日から、我が家ではお掃除ロボットを使って床の拭き掃除をしています。お掃除ロボットは優秀なので、センサーで感知して部屋の隅の部分まで拭いていきます。毎回「おお～隅々まで掃除してくれるなあ。さすが最先端のテクノロジーはすごいわ」と動きを興味深く観察してしまいます。
ある休日の事です。
その日も私はお掃除ロボットが動いている様子を見ていました。
すると、「ある床の一角」だけ避けて通ったのです。「……あれ？」と不思議に思い、その一角を見ると、そこには私が捨てよう捨てようと思いつつも長い間放置していた郵便物や使えなくなったものが山のように積まれていました。「障害物」と認識して「そこは掃除できない」と判断したのです。その山には埃が溜まっています。見渡してみると、他にも本棚に収まりきらずに床に積んでいた古い映画雑誌や映画のパンフレット、チラシ類などが床に無造作に置いてあり、そこも同じ有様でした。
そして、それらは机でパソコン作業中の時、朝ベッドから起きた時……、私の部屋の至るところでやたらと目についていたのです。
最近、些細な事でイライラしやすかったり、なんかモヤモヤしたのは、実はこれらを片付けなかったからかな？そういえば最近、仕事が忙しくて、夜勤もあったから片付けようと思ってもできなかったな……。思い立ったが吉日とばかりに、早速片付けに取り掛かりました。分別して捨て、映画のパンフレットは業者に引き取ってもらえるか電話で確認して、後日、持っていくことにしました。
要らないものの山は取り払われた後は、床が広くなり、溜まっていた埃も掃除機で吸い取り、お掃除ロボットもまた床の隅々まで拭いてくれるようになりました。そして、スッキリした床をみた私の心もスッキリしたように感じました。
実は、私は子どもの頃から「片付けや整理整頓ができない人」です。
小学校の通知表の生活面では6年間毎学期「整理整頓が苦手なようです。ご家庭でご指導ください」と書かれ、それを読む度に母は大きなため息をついていました。確かに机の引き出しには鉛筆やプリントなどがごちゃごちゃに入っていて、私自身も「なんでいつもこんなにぐちゃぐちゃなんだろう」と引き出しを開ける度に悲しくなっていました。先生や母に「片付けなさい！」と叱られるたびに「わかってる！でも片付けても片付けてもぐちゃぐちゃになるんだよう！」「ああ……また叱られた。自分は片付けが出来ないんだ。嫌だなあ……」とイライラしていました。社会人になって事務職として勤務していた時は、さすがに業務に支障が出るため書類の整理は出来るようになりましたが、他の書類に注文書が紛れていたのに気づかず、受注もれを起こしてお取引先にご迷惑をおかけしてしまい、上司や営業担当者から注意されたこともありました。家庭でも出かける時になって家の鍵が見つからず、夫に「なんで定位置に置かないの？」と叱られては「自分はダメだなあ……」と悲しくなってイライラしていたのです。
アンガーマネジメントファシリテーター養成講座を受講した10年前、安藤代表理事から「イライラしたり怒りっぽい人は部屋の片づけをした方がいいですよ。部屋が散らかっていると頭の中も整理できてない。だからイライラするんです」と言われたことがきっかけで「これもトレーニングだ」と実践しています。少しずつですが、苦手だった片付けも苦痛ではなくなってきたように思います。確かに部屋が散らかっていると、必要な時に必要なものがなかなか探せなくてイライラしてしまいます。意識して要らないものを捨てたり、片付けていくことで気持ちに余裕も持てるようになり、確かにイライラの回数も減ってきています。
皆さんも、部屋の片づけをして、イライラの元を減らしてみませんか？
