コラム
ほっと・AM
インタビュー
コラム - アンガーマネジメント
アンガーマネジメントの資格を取るなら聞いてみたい!松村参事インタビュー
2011年の日本アンガーマネジメント協会設立以来、延べ170万人がアンガーマネジメントの講座や研修を受講しています。実際にアンガーマネジメントを学んでいるのはどんな方でしょうか。受講した方から、どんな声が寄せられているのでしょうか。今回は弊会参事の松村聖也氏にインタビューしました。
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 松村聖也氏紹介
普段のお仕事やご活動を教えてください
普段は企業様での研修、講演などを行っています。
アンガーマネジメントファシリテーター(以下、「AMFT」という。)養成講座をご担当されていますが、どのような方が受講されていますか?
一番多いのは会社員の方ですね。社内展開をイメージしながら、この資格を取りに来る方が一番多いです。それ以外に医療の現場や福祉の現場、教育の現場に関わっている方も多いです。また個人的に勉強して実践したいという経緯で来られる方も結構います。
AMFTが職場にいることのメリットや、いないことのデメリットはどんなことだと思われますか?
アンガーマネジメントで出てくるさまざまな言葉が、職場内での共通言語としてやり取りされるようになることが職場への定着の近道だと思います。
そういう意味で組織内にAMFTがいらっしゃると、その働きかけの力は間違いなく強くなりますし、その方が職場内のアイコン※になります。
職場内にアンガーマネジメントのアイコン的な存在がいるかどうかは職場内において浸透させる上での大きなポイントになると思います。
※アイコンというのは、「我が社でアンガーマネジメントといえば○○さん」といった存在のことです。
講座を通じて、これだけは持って帰ってほしい!というものを教えてください
受講者の方が「今日からアンガーマネジメントを実践してみよう、実践してみたい!」と思っていただければいいなと思って、毎回研修を実施しています。
企業研修にもご登壇されていますが、組織におけるアンガーマネジメントの必要性、重要性はどんなところにあるのでしょうか?
多くの企業においては、管理職が「管理職としての教育」を受けず昇格してしまっているケースが多くあります。現場の実務で成果を上げたから、そのまま管理職に上がってしまうケースです。なので、多くの管理者は何も学んでおらずに徒手空拳でマネジメントをしています。
アンガーマネジメントはそれを手助けするノウハウの1つになると思っています。
特に自分自身の価値観を整理したり、言語化する箇所がありますが、このプロセスがマネジメントにおいてチームビルディングを行う上で重要な考え方になってきます。
研修にご登壇されていて、特に印象に残ったエピソードがあれば教えてください。
やはり企業内でアンガーマネジメント研修で学んだキーワードが共通言語として定着しているという話を聞くと、とても嬉しく感じます。
特に管理職の方から、自分の「べき」を洗い出すようにしている、部下に対して叱るときに学んだことを活かしているなどの声はよく上がっています。
資格取得以外でも、アンガーマネジメントを学べるアンガーマネジメント入門講座などがありますが、お勧めの講座はありますか?また、どのような方にお勧めしたいですか。
特に管理職の方にお勧めしたいですね。叱り方やハラスメント防止の研修は、管理職を対象として研修として必須だと思っています。
【講座情報】
これからアンガーマネジメントを学びたいと思っている方に向けてメッセージをお願いします!
アンガーマネジメントは一朝一夕で身につくものではありません。トレーニングをし続けることでだんだんで身についていくものです。
ぜひ焦らずに気長にトレーニングを続けてください。ちょっとずつ成果を感じられるようになってくると思います。
いかがでしたか。企業内でアンガーマネジメントが広まると、感情コントロールができる人が増えることが期待できます。価値観が多様化している現代だからこそ、職場でアンガーマネジメントが共通言語になるとより良い人間関係に繋がっていくのではないでしょうか。
今後も様々な環境で活躍されている方にインタビューしていきますのでご期待ください!
関連記事:
パリオリンピック開催記念 スポーツ×アンガーマネジメント松島理事にインタビュー
講座情報はコチラ:
https://www.angermanagement.co.jp/seminar
現在、日本アンガーマネジメント協会ではオンライン講座も開催しています。